Yoga retreat at Koyasan 2022③

リトリート1日目、最後のクラスは阿字観でした。

阿字観とは…。

インドのヨガが基になっているので、ヨガ同様呼吸をとても大切にしています。呼吸を意識することで、体から悪い気を出し、瞑想を行うことで心身を清浄にします。

真言密教に伝わる阿字観は、「阿」の字を観じながら瞑想を行いますが、高度な瞑想法なので、そのレベルに至るまでいくつかの段階を踏みます。

①数息観(すそくかん)
呼吸を数えることに意識を集中させて精神を安定させていく瞑想法

② 阿息観(あそくかん)
数息観の段階で、阿息観では「ア」の声を唱えて瞑想します。息を「アー・・・」と、口からゆっくりと全部吐き出します。

③月輪観(がちりんかん)
月の輪郭である丸を体の中にイメージしながら、その円を大きくしたり小さくしながら月輪と自分を一体にする段階の瞑想法です。

④阿字観(あじかん)
掛け軸(阿字観本尊)を目の前に座り『阿』字を宇宙とイメージしながら、心静かに瞑想を行います。

今回のリトリートでは優光さんが、まず高野山、弘法大師や三鈷杵のお話しから始まりました。彼女のお話は簡単で誰にでもわかりやすいので、よかったですねー。

その後、呼吸に意識を向け、みんなで「ア」を唱える。そして静かに瞑想を行う。

後で感想をお聞きすると、不思議な体験をした方もいらっしゃいました。お寺でリトリートならではの体験でした。

このリトリート日帰りご参加の方はここで終了でした。