ドーシャを理解するには、まずパンチャ・マハーブータ(五大元素)の存在を知る必要があります。パンチャ・マハーブータとは、「空、風、火、水、地」の5つであり、全ての物質(形あるもの)はこの5つ全ての要素を持っているとインド哲学では考えられています。
人間もこの世に存在する物質であるので、5つの要素を持っていると言うことになります。
「地」は固い性質、重い性質。「水」は流れる性質、柔らかい性質。「火」は熱い性質、変換する性質。「風」は動き回る性質、軽い性質。「空」は他の四元素が存在する空間のことであり、軽い性質。
前回説明したドーシャは、この五大元素を3種類の生命エネルギーに当てはめたものです。
簡単に解説すると…。
ヴァータ・ドーシャは「空」と「風」
ピッタ・ドーシャは「火」と「(水)」
カパ・ドーシャは「水」と「地」
で表されます。
つまり、ヴァータ・ドーシャは「動くエネルギー」、ピッタ・ドーシャは「熱いエネルギー」、カパ・ドーシャは「重たいエネルギー」のことです。
次回はそれぞれのドーシャについて詳しく書きますねー。少しずつアーユルヴェーダに触れていただけると嬉しいです。