五大元素とトリドーシャ

こんばんわ。前回のお話でこの世に存在する形あるものは全て五大元素からなるとお伝えしました。

アーユルヴェーダと言えば自分の体質は何で、何をしたら良いかを気になるものですが…。ちょっと待ってください!笑 まず概要を知っていただき、自分がどのドーシャを多く持っているのかを知らなければ、間違った方向に行ってしまいます。少し辛抱してお付き合いくださいm(_ _)m

私たちの体も物質であり、生命エネルギーである3つの(トリ)ドーシャもまた、五大元素から成り立っています。

ヴァータ・ドーシャは「空」と「風」からなり、軽、冷、動、速、乾燥の性質を持ち、私たちに動きをもたらしてくれるエネルギーです。手脚の動き、呼吸、血液循環、栄養素の運搬などがあげられます。

ピッタ・ドーシャは「火」と「水」からなり、熱、鋭、軽、油の性質をもち、変換エネルギーです。体内に入ってきた食物を細胞が吸収できるほどまで、分解する働きはピッタ・ドーシャが行います。

カパ・ドーシャは「水」と「地」からなり、重、冷、遅、油、安定の性質をもち、結合するエネルギーです。カルシウムとリン、タンパク質をくっ付けて、体の構造や体力を維持します。

この3つのドーシャを持たなければ、私たちは存在しませんよね!?そしてトリドーシャがバランスよく働いた時は私たちは健康を維持でき、バランスを崩せば病気になってしまいます。

但し、人それぞれその割合は違います。アーユルヴェーダでは「ドーシャは増えると悪化する」との考えがあるので、自分はどのドーシャが多いのかを知り、多いドーシャをケアすることが大切です。

今日はここまで。次回はヴァータ体質の特徴について書きます。