スリランカが仏教の国である訳

象、鰻、亀、悪魔、ヤギの形のように見える岩があるクールネーガルという町。(写真は象。右側が鼻を丸めていて、頭から背中をイメージしたもの)今から700年ほど前の1300年にマレーシア、インドネシア、モルディブが相次いで仏教国からイスラムに変わったそうです。スリランカもその危機がありました。

当時の王とその妃の間に王子が生まれました。しかし妃は直ぐに亡くなってしまい、王は新しい妃を迎えることになりました。新しい妃はイスラムの人でした。しばらくして王と新しい妃の間に王子が生まれました。新しい妃は自分の子を次の王にしたいと思い、前の妃の王子を亡き者にしようと色々企てました。

結果新しい妃の子供が王になり、王子は村の子として育てられました。水面下ではそれを受け入れられない仏教徒達が新しい王を失脚させ、村で生活している王子を呼び戻そうという動きがありました。

色々な策略の結果、象の岩の上に王とイスラムの妃達一族を呼び出しました。そしてその一族を谷底に落とし、めでたく前の王子が王になりました。

もしイスラムの妃の子供が王になり続けたならば、体制がイスラムになり、スリランカもイスラムになったそうです。